ついに眼鏡をかけることになった。
去年辺りから、手元がかすむようになってきた。
私は学生時代から、目だけは良くて裸眼で両方とも1.5の視力があった。
駅の向かいのホームの時刻表を読めたくらいだから、遠視気味だった
私には、眼鏡やコンタクトは無縁のものだった。
でもやっぱりPCを見たり、本を読んだり文書をつくったり、それなりに
眼は酷使していたんだと思う。
迷ったけど、主人の会社の提携先で半額になるチェーン店に行ってみた。
眼鏡屋さんなんて、生まれて初めて!
何だかドキドキした(笑)
若くて可愛らしい女性が、検査からフレームを選ぶまでじっくり気長に
手伝ってくださった。
初めて眼鏡を手にする私に、フレームによって強度が変わってくることや
レンズの幅で作れないデザインがあること、フレームの印象など、
いろいろと親切に教えてくれたので、ドキドキもなくなり、
片っ端からいろんなフレームを試してみて、
「教育ママみたいですね」
「ウルトラマンみたいになっちゃいました」
「賢そうに見えますね〜」
「アラレちゃんみたいじゃないですか?」(分からないかったかも…汗)
と勝手なことを言っていた。
でも、最終的にオレンジベージュのような色合いで丸みのある眼鏡を
作ってもらうことに決定。
仕事のときにもつけたままになるから、違和感がなくて、
あまりカジュアルすぎないもの。
つけたりはずしたりが面倒そうなので、あまり度もきつくないし
遠近両用にしてもらった。
去年まではまったく眼のことで苦労することなんてなかったのに、
ちょっと見えにくくなるだけで、読書や手仕事も億劫になってしまって
自分でも気になっていたので、眼鏡生活がちょっと楽しみだったりもする。
コーチ的なことを考えると、これは夢や目標だってきっと同じことだと
思った。くっきりはっきり見えていれば、やる気も自然とわいてくるし
モチベーションも下がることはないんだろう、と。
ぼんやりかすんできたり、見失ったりすると、
目標に向かう気持ちはもちろん、日常生活でもパワーが落ちるんじゃないか、
と思う。
夏休みに帰省したときに「今年は眼鏡を作ろうと思う」と母に言ったら
「え!もうそんな年になったん?」とものすごくビックリしてたけど、
私だって、もう中高年(笑)
だけど、50代の人のパワーを知っている私は、年々歳を重ねていくのが
ちょっと楽しみだったりもするのです。